ー営業をアウトソースする際に社内での調整に難しかった点や苦労した点などございますか?
外注することに対する経験や感覚が人によって違っていたことです。そのイメージを共有していくのに時間をかけましたね。
ー営業代行に対するイメージはあまりいいものではなかったのでしょうか?
たしかに最初はそうだったかもしれません。
ただ、ここ半年〜1年で変わりつつあって、営業組織自体も型化、仕組み化を進めてきたこともあり、そうなっていれば外注してもうまく回るのではないかと思うようになりました。
開発なんかは当たり前に外注していたのでそれと同じで、営業についても何も分からない状態で外注する事は難しかったと思いますが、ある程度わかるようになってからは業務を委託するイメージできるようになりました。
ー助太刀社の営業代行の選定の基準を教えていただけないでしょうか?
1つはスタートできる時期、ご対応いただけるスピード感は重要でした。
2つ目は今後の事業拡大を見込んだ上での会社としての安心感です。
近年セールスの世界でも営業のプロとして活動されている、営業フリーランスも多いと思うのですが、営業代行を導入するのは初めてでしたので対会社としての取引の方が心強かったですし、マネジメントされた組織をアサインできるというのも良かった点でした。
ー弊社にご依頼いただいている業務範囲はどういったものになりますか?
弊社のフィールドセールスメンバーと全く同じ業務内容をお願いしていますが、インバウンドで流入してきたリードに対して、商談獲得からクロージングをして受注をするまでの一連の流れを行っていただいています。
その中で弊社の営業が難しい点が3点あります。
1点目は、コロナ以降は弊社が「営業の完全オンライン化」を推進しているですが、ITが苦手な方が比較的多い建設業界の方が相手なので、この営業スタイルに慣れていないとなかなか対応するのが難しい点です。
2点目は、建設業界の歴史や専門用語を理解するという部分が必要になってくるのでここのキャッチアップも難しい部分かなと思っています。
3点目は、比較的低単価の商材なので毎月安定して受注を重ねる必要があるので、ひとつの商談に力を注ぐよりも自身で案件管理を行いながらコンスタントに受注を獲得し続ける事が求められます。
この3点に対してもアサインしてくれたメンバーの方はすぐにキャッチアップをし、早々に成果を出してくれた事はとても驚きでした。
ー実際に営業を外注してみてどう感じていますか?
非常に便利で勝手が良いと思います。
これまで、営業を外注した経験はありませんでしたが、
従来の、社員を採用して育成して・・というフローよりも早く経験値を貯めることができるのと、契約期間が決まっているのでリスクのコントロールがしやすいのもメリットとしてありました。
採用の場合は長期的視点でカルチャーフィットや教育などをしていきますが、
営業代行ではその点機動力とスキルを使いこなせるので、やらない手はないかと思います。
経験・スキル・ノウハウをどこかで獲得している方なので、スピード感含めていい。
ジョブ型雇用が進んでいく中で、そのようにキャリアを伸ばしていきたいと考えている方も多いと感じております。
働く側もチャンスだと思っている人もいると思いますし、会社としても、専門業務をプロに依頼するということを選択肢に入れないと言うことが非常にリスクだと感じております。
営業代行はパフォーマンスの成果によって、契約延長をするかしないか決めれるので
その点事業を管掌していくためには、使い勝手が良いです。
また、営業のプロとして生きていこうと言う人たちの集まりなので
営業に対する思いや意識がやはり違うと思います。
意識的な部分は、教えても身につくようなスタンスではないので、プロパー社員にもいい影響を与えてくれています。