営業の楽しさは、アウトプットの先にある成果創出
ーこれまでのご経歴を教えてください。
最初は新卒で広告代理店に入社し、5年ほど営業を。転職して、別の広告代理店でさらに6年間営業をやっていました。その後は、生命保険会社に1年、新聞社に3年ほどお世話になり、その間ほとんど広告関係の営業を続けていましたね。そして2018年の2月にインプレックスアンドカンパニーに入社をしたというのが、これまでの経歴です。
実は、弊社代表の伊藤と出会ったのは広告代理店時代なんです。当時は大手通信会社を担当する特殊なチームに所属をしていました。特殊というのも、競合の広告代理店とジョイントベンチャーを作って、協力体制を敷きながら、テレビCMや大きなイベントや広告のプロモーションを行うという形です。
そんな中、担当するお客様から、全国の携帯ショップスタッフの営業に関係する教育と、販売する上での社内資格の確立や、評価制度を作ってほしいというご相談をいただきました。とはいえ、当時の私を含めた会社のメンバーは広告代理店なので、スタッフ教育や評価制度を作るといった知見がなかったんですね。
色々と思考するなかで、「営業のプロフェッショナルに協力してもらおう」とお声がけしたのが、弊社代表の伊藤が当時所属していた営業コンサルティング会社でした。それが弊社代表の伊藤と出会ったきっかけですね。
―新卒から広告代理店の営業をされていたとのことですが、いつ頃から今のような仕事をしていこうと思われたんでしょうか?
どうなんでしょうね?思い返してみると、私は営業以外やったことがないので、他の職種が楽しいのかどうかという比較はできないんですが…。新卒の頃は、営業というより、広告代理店という業種に興味を持って入社したと思います。
入社後の配属がどこであっても「頑張る!」と意気込んでいたところ、営業に配属となりました。そこから今まで営業として働くなかで、広告代理店でも、インプレックスアンドカンパニーでも同様に営業の楽しさを感じています。
たとえば、広告代理店の営業であれば、プロデューサーの立場として、クリエイターやマーケティングのプロフェッショナル達に仕事をお願いしながら、広告というアウトプットを生み出していきます。営業コンサルティング会社のインプレックスアンドカンパニーでは、お客様が抱える営業にまつわる課題をどうやって解決していくのか、さまざまな仕組みを作り出していきながら、最終的にお客様の期待する成果につなげていきます。
ゴールに向けて取り組むことすべてと、お客様の反応が営業職としての最大のやりがいですね。
―仕事を通して現在の代表である伊藤さんと繋がったとのことですが、インプレックスアンドカンパニーに移った経緯を教えてください。
確か、伊藤が今のインプレックスアンドカンパニーを立ち上げたタイミングだったと記憶しています。
広告代理店時代に2年ほど一緒に仕事をしていましたが、伊藤は当時から非常にプロフェッショナルで、知見のない我々からするとすごく頼れる存在でした。伊藤の支援もあって、お客様の要望に応えられたこともそうですし、実は現在も伊藤が創り上げた制度が続いているという状況です。その後、私が転職したことで伊藤との関係は一度途切れたのですが、新聞社に勤めていた頃、久しぶりに連絡をもらいました。
伊藤はその頃に、マネジメントができる企画職の採用を積極的に進めていこうとしていたんですね。そこで、過去に仕事をした僕のことを覚えてくれていて、声を掛けてもらったという流れです。
実は転職の誘いを何度もお断りしてしまっていまして。というのも、一緒にプロジェクトに取り組んだ当時の伊藤の仕事ぶりを実際に見ていたので、自分にはできないなと感じていましたし、広告代理店や広告営業の経験はあっても、伊藤が求める営業とは畑が違うと思っていたので。
ただ、友人として定期的に会食を行う中で、人生の先輩として様々な話をしてくれる伊藤を通して、徐々に興味が湧いてきました。そんな中で、弊社取締役の矢野とも会う機会があり、話を重ねる中で、最終的に入社することを決めたんです。
二人の人柄もありますし、社会人経験を10年近く過ごした中で数名部下をもつこともありましたが、1プレイヤーとして仕事をする機会が多く、マネジメント経験をもっと積みたいと考えていたことも、ジョインするきっかけになりました。
会社自体が成長していく機会を当事者として経験できる可能性が非常に高いと感じましたし、マネジメントに関われるチャンスが多くあり、そこでの経験が自分自身のさらなる成長に繋がって、会社組織を運営するチャンスもあるだろうと。なら、インプレックスアンドカンパニーでチャレンジする方が、今後の自分にとってもプラスになると考えたんです。
そして僕は大口叩いて、「役員になります!」と言って入ってきたんです(笑)
伊藤も矢野も、「おう!役員目指せよ」みたいな感じで、僕を受け入れてくれました。
―営業に特化したコンサルティングとは、何をされているのでしょうか?
この事業部の成り立ちはもともとが営業研修、企業研修を行う部署でした。そこから今では、営業コンサルティング+営業代行といった営業全体に関わるご支援をするようになっています。まずは営業コンサルティングで、お客様と事業計画の確認や、営業の戦略戦術を提案させていただき、その後に実働部隊が必要となったら、営業代行もお手伝いするような形です。
一般的に「コンサルティング」というと顧問のイメージがあって、手足を動かすのはお客様の営業組織であるケースが多いのですが、弊社であればコンサルティングを通してお客様の課題を浮きぼらせながら、その課題解決策だけでなく実際に手を動かすところまでを行うという、包括的な営業支援が出来ます。支援範囲は非常に広いですが、兎にも角にも「目標達成」を思ってお客様の課題解決に集中して取り組んでいます。
また、社内的にいえばコンサルティング事業は、弊社創業当時から続く事業です。これがあったからこそ、その後に続くセールスアウトソーシング事業が生まれたり、代理店事業が生まれてきました。そのため、どこまでいっても大事にしないといけない事業だと自分では捉えています。
弊社社員の共通意識として存在する「営業の原理原則」は、コンサルティング事業から生まれて、現在では必須のものとなっています。事業責任者である以上、こういう会社の基本軸を守りながら、事業を広げることを意識しなければと思っています。