営業訪問後はメールでお礼を伝えよう!メールマナーや文例なども紹介
営業訪問を終えたらお礼のメールを送るのはマナーです。
しかし、ルーティン化されたメールばかり送っていると取引先からは気配りでなく、形式だけと取られてしまう可能性もあります。
そこで当記事では、営業訪問後に送るお礼のメールを送る理由と「シーン別」営業のお礼メール文例を紹介します。
メールのマナーや本当の意味を押さえて、より効果の高いお礼メールをしていきましょう。
目次[非表示]
- 1.営業訪問後にお礼メールを送る理由
- 1.1.商談した当日に送るのが基本
- 1.2.件名に本文の内容を簡潔に記載
- 1.3.送付前に誤字脱字をチェック
- 1.4.「取り急ぎ」の記載は不要
- 1.5.定型文は使わない
- 2.「シーン別」営業のお礼メール文例
- 2.1.訪問に対するお礼メール
- 2.2.来社に対するお礼メール
- 2.3.契約に対するお礼メール
- 2.4.名刺交換に対するお礼メール
- 2.5.紹介に対するお礼メール
- 3.お礼のメールは相手への印象は大きく変える
営業訪問後にお礼メールを送る理由
お客様との商談後、お礼メールを送るのは営業としての基本的なマナーです。
商談後のお礼メールは、商談時間を頂いたお客様へ感謝の気持ちをシンプルに伝えなければなりません。
ここでは、商談後にお礼メールを出すときに気をつけるポイントを解説します。
商談した当日に送るのが基本
お礼のメールは「商談を行った当日中」に送るのが鉄則です。
忙しくても翌日の朝までにメールします。
中には、取引につながりそうなお客様だけにお礼のメールを送る人もいますが、それは相手に不信感を与える原因にもなりかねません。
お礼のメールは、時間を割いてくれたお客様へ感謝の気持ちを伝えることが一番の目的です。
営業は会社を背負う立場であることを自覚した振る舞いをしましょう。
件名に本文の内容を簡潔に記載
メールを受け取る側の方は、お礼メール以外にもさまざまなメールを受け取ります。
そのため、メールの件名には、伝えたいことを簡潔に記載するのがマナーです。
件名の前半に主旨を記載すると相手に「配慮している」ことが伝わり、好印象を与えます。
例えば
「【ご面談の御礼】株式会社○○佐藤です。」
「株式会社○○佐藤です。」
この2つの件名では、前者の方がメールの内容を一目でわかるので親切です。
相手の目線に立った件名を意識してみてください。
送付前に誤字脱字をチェック
メールを読む人は、送った人以上に文面をよく見ているものです。
そのため会社名を間違えて記載したり、担当者の名前を間違えたりすると信頼を失うきっかけにもなりかねません。
送信する前に見直しをすれば予防できる誤字脱字は、会社や担当者の信頼関係に影響します。
感謝の気持ちを伝えるためのお礼のメールです。
送信する前に必ず、冒頭から結びの文まで読み返し、誤字脱字がないかをチェックする習慣を身につけましょう。
「取り急ぎ」の記載は不要
「取り急ぎ」の記載は基本的に不要です。
「取り急ぎ」には、「さしあたって」「追って」の意味があり、「今は適切な報告ができません」のニュアンスを相手に伝えます。
商談していただいたお礼や誠意を伝えたいメールでは不適切な表現です。
正しくは「取り急ぎ」ではなく、「まずはお礼申し上げます」と伝えるのが適切といえます。
すぐにメールを作成する時間を取れなければ、時間を作ったのちに、気持ちを込めたお礼メールを送るようにしてみましょう。
定型文は使わない
商談相手が受け取った際にがっかりする代表的なお礼メールは「定型文」です。
定型分で構成されたお礼のメールは、「誰に対しても同じメールを送っているんだな」といった印象を与えかねません。
お礼のメールには商談時に話したことや、今後の抱負などを必ず書き添えましょう。
当事者意識を持って、取引する姿勢がメールから伝わるように意識するのは大切なことです。
「シーン別」営業のお礼メール文例
ここでは、訪問後に送るお礼メールを5つ紹介します。
商談後に送る基本的なお礼のメールから、お客様をご紹介いただいたお礼のメールまで、様々なシーンに対応できる文例を紹介します。
文例に商談内容やお客様とお話したことを交えて活用してみてください。
訪問に対するお礼メール
件名:ご面談のお礼(株式会社〇〇・佐藤 一郎)
株式会社〇〇〇〇
総務部 部長 〇〇 〇〇 様
平素よりお世話になっております。
本日、弊社商品▲をご提案させて頂きました、
株式会社〇〇の佐藤一郎と申します。
ご多忙にもかかわらず、お時間を頂き、誠にありがとうございます。
また、御社の課題や今後についてお話し頂き、心より感謝申し上げます。
弊社の商品に関しまして、ご不明点や疑問点など御座いましたら、
お気軽にご相談くださいませ。
〇〇様にお会いできましたご縁を大切に、
より一層精進して参りますので、引き続き宜しくお願い致します。
メールにて大変恐縮ですが、取り急ぎお礼まで申し上げます。
来社に対するお礼メール
件名:ご来社のお礼株式会社〇〇・佐藤 一郎)
株式会社〇〇〇〇
総務部 部長 〇〇 〇〇 様
平素よりお世話になっております。
株式会社〇〇の佐藤一郎です。
本日はご多用の中ご来社いただき、ありがとうございます。
貴社の現状などのお話を伺い、大変勉強になりました。
〇〇様からのご要望に沿った提案書を〇月〇日までに作成いたします。
それまでお待ちください。
今後ともよろしくお願いいたします。
契約に対するお礼メール
件名:ご面談の御礼(株式会社〇〇・佐藤 一郎)
株式会社〇〇〇〇
総務部 部長 〇〇 〇〇 様
平素より大変お世話になっております。
本日、弊社商品〇〇の件でご面談のお時間をいただきました、
株式会社〇〇の佐藤太郎でございます。
この度は、貴重なお時間を割いてご面談させていただき、誠にありがとうございました。
また、ご契約くださりましたこと、深く御礼申し上げます。
弊社のサービスは、御社が課題とされている「コスト削減」のお役に立てると確信しております。
弊社を選んでよかったと喜んでいただけるよう、担当として、全力で御社のお力添えをさせていただきます。
なお、ご不明点や疑問点などございましたら、お気軽にご相談いただければ幸甚でございます。
引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。
名刺交換に対するお礼メール
件名:〇〇展示会での名刺交換の御礼(株式会社〇〇・佐藤 一郎)
株式会社〇〇〇〇
総務部 部長 〇〇 〇〇 様
お世話になっております。本日、「〇〇展示会」にて
名刺交換をさせていただきました、
株式会社〇〇・営業部の佐藤一郎でございます。
その節はありがとうございました。
限られた時間内でしか、〇〇様のお話をお伺いすることができず、今日は非常に残念でした。
〇〇様のお仕事やご趣味に関するお話についてお聞かせいただけましたら幸いでございます。
もし展示会でのご不明な点や疑問に感じられた点がございましたら、
お気軽にご相談くださいませ。
私に分かることでしたらお答えさせていただきます。
またお目にかかれることを楽しみにいたしております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
メールにて恐れ入りますが、取り急ぎ、お名刺交換の御礼を申し上げます。
紹介に対するお礼メール
件名:〇〇社からのご紹介(株式会社〇〇・佐藤 一郎)
本文:
〇〇様
初めてメールを送らせていただきます。
A社の△△様よりご紹介をいただきました、
株式会社✕✕の佐藤太郎と申します。
さっそくではございますが、
ぜひ弊社のサービスのご紹介をしたく、ご訪問させてください。
弊社の商品「〇〇」の詳細について
下記日程で30分ほどお時間をいただけないでしょうか?
・〇月〇日(木) 16:00〜17:00
・〇月〇日(金) 10:00〜11:00、14:00〜17:00
・〇月〇日(月) 11:00〜14:00、15:00〜18:00
上記日程以外も柔軟に対応いたします。
ご検討のほど、どうぞよろしくお願いします。
お礼のメールは相手への印象は大きく変える
営業訪問後に送るお礼のメールを送る理由や注意するべきポイントを解説しました。
お礼メールは訪問先へ感謝の気持ちを伝えるのが、第一の目的です。
ルーティンワークにならないよう、メールごとに内容を吟味して作成しましょう。
また、シーン別に使いやすいお礼のメール文例も紹介しました。
お客様と話した内容や参考になった点を盛り込んで、
好印象を残すお礼のメールを作成する参考にしてみてください。